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12月19日(月)感話【佐藤先生】

2016.12.20更新

p1220950

 12月19日(月)、本日の感話は佐藤先生でした

先生には、子育てについてお話していただきました。

 先日は娘の誕生日でした、娘は小さい頃には自分の誕生日が楽しみだったが、大きくなるとそんなに楽しみではないと言っていましたが、母親の私にとっては自分の誕生日より大切な娘の誕生日です。私には娘が2人おり、年に2回ご馳走を準備します。誕生日を祝う年の数だけ、私の母としてのキャリアも積まれていきます。先日キャリアデザインの時間に将来設計の話をしましたが、みなさんの人生のキャリアデザインはどうですか?私がみなさんくらいの年の頃将来をどう考えていたかというと、とても漠然としていました。大学を卒業し社会に出て聞いた言葉に心に残った言葉があります。「結婚には適齢期はないけれども、出産には適齢期がある」という言葉です。30歳前に結婚し、出産しました。子育ては試行錯誤の連続です、娘のおかげで母になれたと思っています。たくさんの失敗の上に今があります、反省しきりです。子育ては自分育てだと思います。子供は父母が大好きです、どんなに怒られても泣きながらついてきます。虐待を受ける子供は、自分が悪いせいで虐待を受けていると思っています。子どもが小さいうちは行きたいところにはいけません、したいこともできません、全てに笑顔で答える余裕が必要です。虐待をする人も同じ人間です、私の中にもそのような心があってもおかしくはないのです。しかし自分はそうはならなかったと感じる所が3点あります。

1点目に「自分が幸せだった瞬間を知っていること」です、子供の頃に母が作ってくれたおやつ、家族みんなで食べていた風景を今でも幸せの瞬間として覚えています。

2点目に「何があっても見放さない存在がいること」です、いけないことをしたとき叱ってくれる親の存在です。

3点目は「自分の気持ちをコントロールできること」です、自分の気持ちを自分の中で解消できます、他人にぶつけることなくコントロールできます。

ひと昔前、みなさんの年は親になってもいい年です、自分の言動が他人にどう影響を与えるか考えてほしいと思います。何も考えていない人は幼すぎるのではないでしょうか。子育ては地道な道のりです、逃げることはできません。母親は子供が一番最初に接し、影響を与える大切な存在です。精神的な余裕を身に付けなくてはいけません。そしてそれは日々の生活で培われていくことです。

私が子育ての指針としている本を紹介します。佐々木正美さんの著書「子どもへのまなざし」です、保護者や保育士として子供にどう接するか、心を優しくほぐしてくれます。自分の戒めとして持っている本でもあります、図書室にも置いてあるのでぜひ手に取ってみて下さい。

進徳を知ろう・見よう・体験しよう。