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5月22日(月)感話【山岡先生】

2017.05.24更新

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 5月22日(月)本日の感話は山岡先生でした。

 もうすぐ中間試験が始まりますね、このテストがみんなの卒業後の進路にも関わってきます。みんなの将来の夢、やりたいことは決まっていますか?中学校の頃から決まっている人もいれば、まだ何も考えていない人もいるでしょう。2年3組の担任をしていて、進路の話も多くするようになりました。その中で、自分が何がやりたいのか分からない人も多いです。こちらが「こんな選択肢もあるよ」と提案しても、「~は苦手だからやりたくない」と答える人もいます。自分から将来の道を狭めるのはもったいないことです。私が高校生の頃、自分の将来を考えた時、自分の好きなことを仕事にしようと思っていました。そして選択肢は3つありました。1つ目は機械をいじる仕事をするために工学系の大学に進学する。2つ目は薬を開発する医療方面。3つ目に数字や数学に関わる仕事。この3つの選択肢の中で、当時女子校に通っていた私は、男子の多い1つ目の選択肢をすぐに諦めてしまいました。そして、残った2つで悩んだのですが、数学の勉強がもう少ししたいと3つ目の選択肢を選び勉強を始めました。そして将来は数学の研究者になろうと考えていました。ところが勉強を進めるうちに、研究者になるにはどうしても英語ができなければいけないという事が分かりました。そしてその時英語が苦手だから、研究者の道を簡単に諦めてしまいました。せっかく自分のやりたいことを見つけたのに、努力もせず諦めてしまったのです。そして今は教師をやっています。高校生の頃、当時の担任の先生に、「数学が好きなら先生になったら?」と聞かれ「人前に出てしゃべるのが嫌いだから嫌です」と言ったことを覚えています。苦手なことでもやってみれば嫌なこと以上に得るものも多いです。物事の中で、嫌なことに目が向きがちですが、視野を広げて向き合ってみたらどうでしょうか?後悔のない進路選択をしてほしいと思います。

進徳を知ろう・見よう・体験しよう。