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12月20日(木)「考えるスマホ教室」が行われました

2018.12.20更新

 12月20日(木)「考えるスマホ教室」が行われました。

 福岡のソフトバンクから梅川さんに来ていただき、お話を伺いました。

 みなさんは、普段スマホで何をしているでしょうか?ゲームやいろいろあるでしょう。明日からスマホが使えないとしたら、何が困るのでしょうか?みなさんが困るのが、スマホに見出している価値です。

 車に乗るためには、免許を取らなければなりません。そして、そのルールに則って車の運転を行います。スマホにもルールがあります。しかしみなさんがスマホを手にしたとき、そのルールについて教わったでしょうか?誰も教わってはいないと思います。スマホ=インターネットです。スマホから発信されたものは、世界と繋がっています。扱い方次第では、スマホは凶器にもなります。現在スマホのアプリは300万弱あります。そして日々更新されています。事故の多いアプリは消されていくのです。現在の学生で、「SNSで嫌な思いをしたことがある」と答えた生徒は20%にも上ります。これは5人に1人の割合です。

 みなさんが、スマホから何か発信するとき、発信する前に必ず考えてみてほしいと思います。例えば「いいよ」というだけの言葉。この言葉を見た時、2通り考えられます。文面通り了解の「いいよ」と、私はやめておくよの「いいよ」です。会って話せば100%通じる言葉も、文字だけでは1%しか正確に伝わりません。文字では99%は受け手が判断します。

 また、インターネットで発信された情報は、みなさんのスマホで削除しても、サーバーに残っています。そして私たち携帯会社は、事件性があり警察に依頼されれば、復元して証拠として提出します。一度発信してしまったことは、もう取りやめにできないのです。会社での採用時、人事部では、必ずその人のSNS等の調査があります。それで不採用になる人も実際いるのです。

 その他、裏アカウントでのトラブルや、名前・住所・生年月日などを不用意に書き込んだことによるトラブル、位置情報がONのまま撮った写真の投稿によるトラブル、匿名による悪口の書き込みやいたずら書き、様々なトラブルがあります。

 そして大切なのは、スマホで失敗したとき、自分で解決しようとせずに、報告・相談することです。失敗は誰にでもあります、一人で抱えようとしないでください、重大な事故につながる可能性があります。

広島南警察署 少年育成課 久保さんよりお話を伺いました。

 少年育成課は、子供からの相談を受け、サポートをするところです。インターネットで被害にあった子にも会うことが多くなってきました。年々増えています。ということは加害者も同じように増えているという事です。みんなは自分だけは大丈夫だと思っています。しかしいつ自分の身に起こるか分かりません。危機感を持ってほしいと思います。

 ある女子高生は、SNSで会った男性に性被害にあいました。しかし彼女は彼氏なので、被害じゃないと言っていました。しかし男性にとっては遊びで、女子高生はとてもショックを受けていました。

 最近増えてきた児童ポルノも問題です。女子高生が男子高生に送った写真が拡散され、彼女は学校に行けなくなってしまいました。犯人は送った人だけではありません。受け取った人、拡散した人、全て罪に問われます。

 結婚の時、就職の時、過去の問題が出てくることもあります。自分で自分の身は守ってほしいと思います。

 何かあった時、危険を回避し、すぐに相談をして欲しいと思います。

進徳を知ろう・見よう・体験しよう。