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4月12日(金)開校記念式典を行いました

2019.04.15更新

 4月12日(金)開校記念式典を行い、立命館アジア太平洋大学(APU) アジア太平洋学部 教授 近藤祐一先生にご来校いただき、講演をしていただきました。

 演題は「世界で求められる人材とは~そのために今、大学で何を学ぶのか~」です。

 21世紀、新しい年号が始まります。今後は日本だけで住んでいくわけにはいかない時代になります。異文化の人たちとも生活をしなければならなくなります。その為に今何をすべきでしょうか。

 世界の高校生は、高い志・旺盛なチャレンジ心・自分の状況に対する高い危機意識・グローバル競争、協働時代に対する高い認識・多言語対応能力を持っています。日本の高校生とは意識が大きく違います。皆さんに知ってほしいことは、大学の学びは学問だけでは不十分であること。大学の名前だけでは、世界で協働・競争することはできない。自分に合った大学を選択してほしい。ということです。

 世界の企業は何を求めるのかを、QS(世界の大学ランキング制作会社)が就業力調査を行っています。それによると、日本と同じ傾向が見られたのですが、企業が求める人材は 人間性(耐えられる力・適応力・筋を通す力・社会的責任感)71% ソフトスキル51% 専門家としての知識51% 関連分野に関する職歴49% リーダーシップ又はチームワーク力38% となっており、人間性が一番大切にされていることが分かります。

 APUでの学びとは何か、知識・読み書き算盤という頭での認知スキルと、Grit・Big5という心での非認知スキルが考えられます。Gritとは、踏ん張れる力。Big5とは、開放性・勤勉性、誠実性・外向性・協調、協働性・情緒安定性です。APUの学生のうち半数が日本人ではありません。高い意識を持った海外の学生と共に学んでいくことで、大きな成長を見込むことができます。APUの混ぜる教育により、リスクを取り自分の快適な環境から飛び出ること、世界の高みと競争すること、共に成長できる仲間を見つけること、失敗の中から成長への道筋を見つけること、ストレスの中で我慢強く踏ん張ることができるようになります。

 APUでの1461日間、世界と混ざることで、大きなスキルを得ることができると思います。

 皆さんは高校の間に、国語をしっかりと勉強し、本を読んでほしいと思います。そして数学をしっかりとやって基礎力を付けて欲しいと思います。

進徳を知ろう・見よう・体験しよう。