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11月27日(月)感話【田井先生】

2017.11.30更新

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 11月27日(月)本日の感話は田井先生でした。

 今日は自分がバレーをしながら仕事をしていた時のことをお話しようと思います。ここに来たのは2年前ですが、その前はバレーボールをしながらガソリンスタンドで働いていました。親に大学まで出してもらいながら、女性であるのにガソリンスタンドで働くなんてと、最初は思っていました。大学まではバレーボールで日本一を取るという明確な目標がありましたが、その後はバレーボールを続けるつもりもなく、就職活動もしておらず、なにも先が決まっていませんでした。恩師の言葉で、バレーボールをしながらガソリンスタンドで働くことになったのですが、車にも興味はなく、仕事をするのが嫌いでした。1年目は仕事のしやすい環境で売り上げも関係なく、バレーボールができていました。しかし、2年目の配属先のガソリンスタンドはとても厳しい所でした。また、その当時バレーボールチームの部長にもなっていました。高校では最高学年の生徒が部長になるのですが、社会人になると違います。先輩方がおられる中で、部長に指名され、とてもしんどかったです。昼間はノルマの数字をこなさなければなりませんでしたし、会社の人にも認められるような仕事をしないといけない。よくストレスでヘルペスができていました。社員の方たちは自分のお客さんがおられて、サイクルが出来上がっていましたが、私にはありませんでした。お客様が来られたら、走っていって対応し、自分の事をどうにか覚えてもらおうと必死でした。苦手な接客もそんなことを言っていられるほど、甘くはなかったです。タイヤキャンペーンの時など、ノルマは12本でしたが、私の売り上げは0本でした。自分には出来ない、けれどもやらなくてはいけない。しんどくなっていきました。そんな時、大学の顧問の先生の言葉が思い出されました。「何か困難な状況にぶつかった時、必ずしんどい道を選びなさい」自分が仕事をしなければ、そのしわ寄せは他の社員の所に行きます。必死に取り組み、そのうちタイヤを16本売ることができました。3年目にしてやっと良かったと思うことができました。社会には嫌でもやらなくてはいけないことがたくさんあります。厳しく怒ってくれる存在は、自分を成長させてくれます。素直に謙虚に、受けとめることが大切です。みんなにも好き嫌いはあると思います。社会に出たら、どんな人ともうまく付き合っていかなければいけません。他人と過去は変えられませんが、自分と未来は変えられます。妥協せず、最初からあきらめず、失敗を恐れず進んでほしいと思います。

進徳を知ろう・見よう・体験しよう。