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5月10日(金)礼拝を行いました

2019.05.13更新

 5月10日(金)礼拝を行い、教頭先生にお話していただきました。

 今年度初の、1年生にとっては初めての礼拝です。本校は宗門校なので、音楽礼拝を行っております。

 新しい令和時代になり10日間が経ちました。平成はもう過去の時代になりました。ひょっとしたらみなさんは次の時代も迎えられるかもしれませんね。平成は約30年間続きました、昭和は平成より長く約62年間ありました。この間に生活は大きく変化しました。昭和になくて平成にあるもの、大きいもの3つにパソコン・インターネット・スマホがあります。今やパソコンを使わないと仕事にならないくらい当たり前の時代になりました。授業でも行われていますね。またインターネットを通じて日本や世界で起こっている出来事や様々な情報、わからないこと、調べたいことがすぐに分かるようになり、何よりもスマホやパソコンは持ち運べ、バックやポケットに入れることができます。こんな便利なものはなく、もうスマホがない生活は考えられないまでになっています。このスマホは携帯電話です。しかし電話として使うことは少なくなり、会話しなくてもメールやライン、ツイッターやインスタグラムなど、文字を打って送るだけで相手に要件や意思が伝わります。これから先、もっと便利に進化していくのでしょう。

 非常に便利で役に立つスマホですが、使い方を間違えると大変なトラブルにも発展します。SNSでのトラブルや犯罪被害など、皆さんもいろいろ聞いたことがあるでしょう。私には関係ないと思っている人も多いと思います。しかし決して他人事ではありません。いつ自分がトラブルに巻き込まれるかも分かりません。SNSを使っている限り、その可能性はあります。便利な道具も使い方を間違えると大変なことになるという事をしっかり意識しておいてください。

 例えば、皆さんダイナマイトを知っていますね。ニトログリセリンを原料にした爆薬です。では、ダイナマイトを発明した人は知っていますか?アルフレッド=ノーベル。ノーベル賞のノーベルです。彼はダイナマイトを土木工事用として開発しました。それまではトンネルを掘る時など、長い時間がかかっていましたが、ダイナマイトを使うことによって固い岩盤も砕くことができるようになりました。しかし、その後戦争で兵器として使われるようになったのです。彼が最初に意図した使い方とは違う使い方をされるようになったのです。

 ちなみにノーベルはこのダイナマイトで特許を取って大金持ちになり、その莫大な遺産は現在、世界平和貢献者のための基金として、ノーベル賞の賞金になっています。賞金は1億1,300万円です。使い方次第で便利で役に立つものも、そうはならない結果になる、分かりやすい例です。

 どうかスマホの使い方はルールを守って、トラブルや犯罪被害に巻き込まれないよう、みなさん一人一人が他人事ではなく、自分自身のこととしてしっかり意識しておいてください。

進徳を知ろう・見よう・体験しよう。