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1月10日(金)3年生、南税務署による租税教室を受けました

2020.01.14更新

 1月10日(金)6時間目、3年生は南税務署の方による租税教室を受けました。

 なぜ「税」が必要なのでしょうか?店で買い物をすると「消費税」を負担します。働くと「所得税」を払うようになります。なぜこれらの税が必要になるかというと、国民が豊かで安全に暮らすためです。そのためにはいろいろな公共施設や公共サービスが必要です。したがって、国や地方公共団体に多くのお金が必要となってくるのです。

 火事になったときに消火活動を行う消防士や、ごみの回収、道路整備など税金で完備されています。

 公共サービスに使われている税金は、平成29年度1年間国民一人当たり、警察・消防費41,500円、ごみ処理費18,300円、医療費128,200円くらい使われています。また教育に使われる税金は、平成28年度生徒一人当たり、小学生876,000円、中学生1,015,000円、高校生985,000円となり、公立学校12年間の負担額の合計は11,256,000円にもなります。

 国の歳出額は令和元年度予算では101兆4,571億円にもなります、それに対し歳入額は税金等での収入は68兆7,966億円にしかならず、残りは公債金でまかなっています。この公債金は年々増加しています。

 税金の種類は直接税、間接税など国税・地方税を合わせると約50種類もあります。

 続いて年金のお話です。

 みなさんは20歳になったら国民年金に加入します。国民年金は、年を取ったときやいざという時の生活を、現役世代みんなで支えようという考えで作られた仕組みです。日本国内に住所を持つ20歳以上60歳未満の全員に、加入の義務があります。ざっくりとした計算では、ひと月16,310円、480月支払い、総額7,876,800円です。そして一年780,100円、17年で13,261,700円もらえる計算です。

 国民年金では、学生でまだ保険料を納める経済的余裕がない場合には、学生納付特例制度などあります。また失業や経済的に保険料が納められない場合には、申請免除制度がありますし、50歳未満の方には納付猶予もあります。

進徳を知ろう・見よう・体験しよう。